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バイク・フォワードが目指すこと~人生全般に役立つファンタジスタ~

皆さん、こんにちは。このコロナ禍で生活が一変しましたか。サイクリスト(自転車愛好家)の皆さんは、慣れないテレワークや外出自粛の中で、サイクリングで気分転換や運動不足を解消されたのではないでしょうか。改めて「サイクリングっていいなあ」と思った方も多いのではないでしょうか。私自身も、このコロナ禍、サイクリングをすると心も体も生き返るような気がして、「サイクリングってやっぱりいいなあ。自転車のある生活があってほんとによかったな。」としみじみ思ったりもしていました。

 そんな中、ちょっと気になることがありました。サイクリングチームのメンバーとのオンラインミーティングで、メンバーの一人が「テレワークや外出自粛を経験して思ったんだけど、定年後ってこんな感じなのかもね。なんか定年後の予行演習みたいだなって思ったよ。」と言っていました。他にも、「暇でしょうがない」と言っている人もいました。サイクリングをする時間は増えてるのに、それだけではなんだか満足できない。大好きなサイクリングをしていても、まだまだ時間が有り余っている。そんな退屈な生活にちょっと戸惑いを感じてまったようなんです。サイクリングが趣味のはずなのに、サイクリングをしても気が晴れない?サイクリングが退屈に感じる?自分の人生に寄り添ってくれる大事なパートナーだと思っていた自転車との関係は、こんなものだったのでしょうか…

 思わず自転車に「あなたのポテンシャルってその程度だったの?」と聞きたくなっちゃいますが、これはあくまでも自分のモチベーションが問題みたいですね。

 あのメンバーの言葉で、「そう遠くない定年後の生活で、どうすれば退屈な気持ちにならないままサイクリングと付き合っていけるのか。『生涯サイクリング』を掲げ、どうやったら自転車と共に心が満ち溢れる人生を過ごしていけるのか。」そんな課題にどうやって向き合っていけばいいのかということを考える機会になりました。

心の参勤交代

 40代の皆さんは、現役で仕事もバリバリされていると思います。仕事でしか味わえない充実感や達成感はもちろんあると思いますが、嫌なことや辛いことも多いのではないかと思います。そんな時は、サイクリングすることで気分をさわやかに一新する!そんな経験はないでしょうか。仕事という自分の居場所があるからこそ、趣味であるサイクリングが活きてくるし、サイクリングでリフレッシュするからこそ、仕事を頑張る気力が湧いてくる、そんな感じですよね。サイクリングは、心に活力を与えてくれるとても大事なもの。そして、皆さんは「仕事も趣味も、どちらも欠かせない大切なもの」、そんな風に実感されていると思います。

 この関係を分かりやすくするために、仕事をA、趣味のサイクリングをBとします。AとBを行き来することで、生活にメリハリが出てきますよね。もっと言えば、このAとBは、「張りつめたA」と「ゆるんだB」を行き来することで生活にメリハリができる、という関係になっています。

 医学博士であり、解剖学者でも東京大学名誉教授でもある養老孟司さんは、「これからの生き方」という本の中で、読者からの「先の見えないこの時代。これからどうすればいいですか」という質問に、「参勤交代」を提案しています。これは、都会と田舎を行き来し、全然違う生活をすることで、人生に変化やメリハリをつけられるようになる、という意味なんです。

嫌な上司もいないよりはマシ

 では、「Aだけ」「Bだけ」という状態になってしまったら、どうすればいいのでしょうか。例えば、Aだけで、Bだけで生きていく、そんな風に決める方もいると思います。でも、やっぱり「張り詰めただけ」とか、「ゆるんだだけ」とかでは、メリハリがなくなっちゃいますよね。

これの分かりやすい例を三つ紹介します。

一つ目は、東洋経済ONLINEで掲載されていた記事です。定年後、趣味のゴルフ三昧を愉しみにしていたのに、いざゴルフだけの生活になるとしんどくなってしまう、まるで「ゴルフが苦行のように感じる」といった事例。

二つ目は、日本の英文学者で言語学者でもある外山滋比古さんの本に載っていたのですが、若いころは本が大好きだった人でも、中年になると飽きてしまい、本離れをするようになる事例。

三つ目は、ダイヤモンドONLINEで掲載されてた記事です。定年後「一番自由な今が一番しんどい」、「家で居場所がない」、「暇になったのに焦る」、「嫌な上司もいないよりはマシ」、そんな風に思う方は多いみたいですね。

こんな風に、今はすごく大好きな趣味だけど、年を取るとしんどくなったり飽きちゃったりするということがあるみたいですね。「定年後、たくさんサイクリングするぞ!」って意気込んでいても、サイクリングだけだとだとなんだかつらくなってしまって続かない、しんどくなってやめてしまう。やめてしまうと、他に趣味がなくなってしまう。無趣味になると、自由なのにとてもつらく感じるようになる。定年後には、サイクリングに飽きてしまうだけじゃなく、無趣味のつらい生活が待っている、そんな恐ろしいことになりかねないですよね。そうならないためにも、趣味であるサイクリングにいかに食らいついていくか、その覚悟と決意が必要かもしれません。これは単なる趣味ではなく、サイクリストである私たちが生き抜く力を養うことを試されているのかもしれません。現役の時から、生涯サイクリングをする体力や気力がおとろえないようにするために、対策をしてみてはいかがでしょうか。

自分の幅を広げ続ける

さて、今、あなたは40代です。早くて60歳、遅くて70歳で定年退職したとします。40歳の平均余命は42.2歳、つまり、82歳まで生きることになります。そうすると、生涯サイクリングを愉しむとすると、約40年間という長い時間があることになります。なので、「約40年間、飽きずにサイクリングを愉しみつづけるために、モチベーションを維持するにはどうすればいいか。」そんなことを考えていきたいと思います。

 ここで参考になるのが、さっき出てきたメリハリの話です。「張り詰めた時間」と「ゆるんだ時間」を交互に行き来すれば、メリハリができ、活力が沸いて、退屈しないということをお話ししました。仕事と趣味を行き来することで生活の幅が広がる、そんな風に説明したかと思います。

 じゃあ、サイクリングの中だけで、何か行き来できるような「振れ幅のある」関係を見つけられないか。そんな風に考えた時に、サイクリングウェアの装いの振れ幅を広げることを思いつきました。いろんなサイクリングウェアを着て、自分の幅を広げ続けることができれば、飽きることなく生涯サイクリングを楽しめるんじゃないかって思ったんです。

乱読(らんどく)の発想

そこで、幅を広げられそうなヒントを3つ取り上げたいと思います。

まずは乱読(らんどく)の発想です。(日本の英文学者で言語学者でもある外山滋比古さんの本に載っていたのですが、)

乱読(らんどく)とは 思いもかけない偶然から、まったく別の新しい発見できる読み方のことなんですが、これにはポイントが四つあります。

一つ目は、反常識的読書というものです。これまで読者が見落としていたところに注目できるよう考える読み方のことで、これまで正しいとされていた考え方から自由になる、という意味です。

二つ目は、アルファ読みとベータ―読みです。アルファ読みは、ある程度中身を理解しているものを読むときの読み方で、ベータ―読みは、内容や意味が全然わからない文章を読むときの読み方のことなんです。

三つ目のポイントは、ジャンルにとらわれないことです。なんでもおもしろそうなものに飛びついたり、新しい分野にチャレンジしてみることで、今までは知らなかったことや考え方を知ることができます。

四つ目は、失敗をおそれないことです。成功した時よりも失敗した時の方が、たくさんのことを学べたりしますよね。

この四つのポイントから考えてみると、今まで常識だと思っていたものにとらわれず、ベータ―読みで知らないものを知ろうとして、色々なジャンルをかじり、失敗をおそれないこと。こうすることで、活力が生まれてきそうですよね。

「乱装(らんそう)」とは

 これをサイクリストの皆さんに置き換えて考えてみます。例えば、いつもの道とは違う道を走ってみようかなと思って、知らない道を走ってみたら、思いがけない出来事に遭遇したことはないでしょうか。すごく景色のいい場所だったり、人だったり、ステキなカフェであったりと、みなさんそれぞれ新しい発見があったと思います。思いもかけない偶然から、まったく別の新しい発見につながったという経験です。

 だとすると、この乱読の「読」の字を「装い」の「装」の字に置き換えた「乱装(らんそう)」の発想で、サイクリングウェアの装いの幅を広げられないでしょうか。例えば、今までの自分の常識からは考えられないようなデザインのウェアを着てみるとか、今まで着たことのない色のウェアにチャレンジしてみるとか、いつものレース志向のウェアから遊び心のあるウェア、クラシックなウェア、シックなウェア、こんな風にいろんなジャンルのウェアを着てみるとか、「もしかしたらこれじゃ大きいかも、失敗かも」という気持ちをおそれずに、少しオーバーサイズの服を着てみる、とかですね。これだけでも装いの幅が四通りに広がって、新しい自分を発見できるかもしれないですよね。ちなみに、「乱装」って言っても、人を嫌な気持ちにさせるような乱れた着こなしのことじゃないですよ。

変身の発想

 次に、変身の発想です。この変身は、日本の社会学者で関西学院大学教授の宮原浩二郎さんの本に書いてあったんですけど、変身って2種類あるらしいんですね。

 一つ目は、「かっこいい姿になりたい」という「成りたい願望」

 もう一つは、「今の自分とは別の姿に変わってみたい」という「変わりたい願望」、この二つがあるみたいなんです。

 「成りたい願望」は、かっこよくない現在の自分が、そのままかっこいい自分へと変身することです。例えば整形とかダイエットとかですね。

 「変わりたい願望」は、いわば分身です。変身した数だけ、自分の分身が増えていく。次から次へと変わっていくその動きのなかにこそ、魅力があるということなんです。ある時はサイクリスト、ある時は写真家、またある時はサラリーマンになる、こんなようなイメージですね。

 またさっきの「幅が広がれば気力が湧いてくる!」という話に繋がってくるんですけど、どちらの変身であっても、今の自分と違った姿になるので、そこで「振れ幅」が生まれますよね。あとは、「変わりたい願望」の方は、服を変えるだけで「パっ」と変われるっていう、トリックみたいな要素もあるんです。

ヒーローに変身とは

皆さんは幼いころ、ヒーローに変身することに夢中になったりしませんでしたか。あの時は、変身すること自体にワクワクしていませんでしたか。

 あの変身の感覚を、サイクリングウェアでやってみるんです。さっきの「今の自分とは別の姿に変わってみたい」という「変わりたい願望」として、ウェアに取り入れてみてください。つまり、サイクリングウェアを利用して別の自分に変身するんです!

例えば、「好きなプロ選手に変身」「自転車で冒険する自分に変身」「大好きなサイクリングチームの一員に変身」「往年のクラシックスタイルを楽しむ自分に変身」など、いろんな変身のやり方があると思います。

そして、実は私自身、大の変身好きなんです!着物を着る自分、サイクリングウェアをかっこよく着こなしたい自分、おしゃれな洋服を愉しむ自分、そんな風にいろんな自分に変身しています。ファッションを変えることで別の自分に変身し続けて、自分を奮い立たせてます。

 こんな風に、サイクリストの皆さんも、サイクリングウェアの装いを通して、別の自分にパッと変身できます。こうすることで、自分の分身が増え続けるような感覚で、どんどん自分が変わっていきますよね。そうすることで、飽きることなくずっと続けていくことが出来ますよね。

レモネードの原則

 最後に、「レモネードの原則」です。これは、ノーベル経済学賞を受賞したハーバート・サイモン教授の弟子であるインド人経営学者のサラス・サラスバシーさんという方の言葉です。「レモネードの原則」とは、思いもかけないような出来事が起きて失敗してしまっても、未来に出現するであろう状況をコントロールするための練習機会として捉えましょう、ということです。

アメリカでは、「すっぱいレモンをつかまされたら、レモネードを作れ」ということわざがあります。すっぱいレモンでも、砂糖やシロップを加えることでレモネードになる、つまり、失敗しても工夫して別のなにかにすればいいと考えます。失敗は悪いことばっかりじゃなくて、未来の成功につながるよ、という発想です。

 別のファッションが生れるきっかけ

 この「レモネードの原則」を、サイクリングウェアに利用してみましょう。

 例えば、自転車から落ちて破れてしまったウェアがあるとします。破れた箇所に好きなブランドのエンブレムをつけてみると、以前のウェアとは違った魅力が出てくる、そんなこともあると思います。思いがけず失敗してしまった場合でも、別のファッションが生れるきっかけになる、ということなんですね。

 実践していたお客様たち

 ふと、3つの発想を自然と実践していたお客様がいたなあと思い出しました。

まず、乱読、乱装についてです。男性はメンズのウェアを選ぶのが常識とされていますよね。だけどある男性のお客様は、ウィメンズのウェアを好んで着用されていらっしゃったんですね。その方はメンズのウェアにはないシルエットや色やデザインを選び、自分のサイクリングウェアの幅を広げて、新しい発見を愉しまれていました。

 次に、変身についてです。あるお客様は、同じアイテムの色違いを、紫、青、緑、黒と、全て揃え、色に合わせて自由自在に変身されていました。紫は高貴な自分、青はイタリアっぽいおしゃれな自分、緑は冒険が好きな若々しい自分、黒はクールな自分と、色で自分の変身を愉しまれていました。

 最後に、レモネードの原則についてです。あるお客様は購入したウールジャージが色落ちしたのをきっかけに、自分でジャージを染直しされていました。最初はホワイトのジャージだったのですが、赤茶に染直したジャージは重厚感のあるジャージになっていて、そんな新な発見を愉しまれていました。

新しい発見や新しい自分と出会う

 この3つのどの発想も、サイクリングウェアの装いに取り入れることで、今までの自分から、今までとは違う自分へと幅が広がり、新しい発見や新しい自分と出会うことができます。このやり方は何度でも繰り返すことができるので、サイクリングに退屈したり嫌気がさすことなく、生涯サイクリングを楽しむことができのではないでしょうか。これで、気力が衰えてしまい、サイクリングをやめてしまう、そんな無趣味な老人にならなくて済みそうですね。

 私たちは、サイクリストの皆様の活力が湧いてくるような、幅広いサイクリングウェアを提案します。進化や変化が大切だとさっきお話ししたのですが、私たちも、進化して変わっていき、次々に新しい「B」、つまり未知の、新しいものを生み出していきたいと考えています。

この「B」は弊社の社名「BIKE・FORWARD(バイク・フォワード)」の「B」にもフィットし、「B」こそが、弊社が目指す方向です。

「やってみなはれ」精神

 この目指す方向に共感してくださるユーザーや企業様とパートナーシップを結び、これをベースに新たな発見をしていきたいと考えています。常識的ではないかもしれませんが、軽い気持ちでまずはやってみたいと考えています。

外山滋比古さんは、「人間は、少しあまあのじゃくに出来ているらしい。一生懸命ですることより、軽い気持ちですることの方が、うまく行くことがある。」と述べています。もし失敗したとしても、「レモネードの原則」のように、別のものが生れるきっかけとなりうるのです。

また、医師で作家でもある鎌田實氏は、失敗が多いことが人間の値打ちに繋がるという発言をしています。「一見、成功した人ほど値打ちが上るように見えるが、失敗を繰り返すプロセスがなければ成功は生まれない。ということは、失敗が多いことが値打ちにつながることもあるわけだ。」という言葉ですね。

最後にお伝えしたいのは、「やってみなはれ」精神です。パナソニック創業者松下幸之助氏、サントリー創業者“鳥井 信治郎”氏など、日本の錚々たる創業者たちがこの「やってみなはれ」精神で、自分の会社を世界的企業に育てあげてきました。皆様も最初は、軽い気持ちでパッとやってみてください。やってみると見えてくるものがあるはずです。

 ファンタジスタ精神

 ここまで聴いていただいたように、サイクリストの皆さんは、サイクリングウェアを通じてパッと変身することで、自分の幅を広げ、新しく何かを発見し、それによって生涯サイクリングをする気力や活力が湧いてくるんじゃないか、そんな風に考えています。私たちは、サイクリングウェアには人生を生き抜くヒントがあるのではないかと考えています。

 このヒントを取り入れて、人生を生き抜く力、即ち人生全般に役立つファンタジスタの精神を取り入れて、これからの人生100年時代に向けて生き残れるよう心身のOSをアップグレードし続けたいですよね。

 私たちは、困難にぶつかっても、しなやかに回復し、乗り越える力を身け、心身のOSをアップグレードし続けたい皆様にサイクルウェアを通じて貢献したいと考えています。 

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